サイズの変わらないウィンドウ

早速DirectDrawに取りかかりたい所ですが、その前にサイズの固定されたウィンドウを作ります。下の手順を行ってください。

1. 空のプロジェクトを用意する。
2. 参照の追加をする。
   • Microsoft.DirectX
   • Microsoft.DirectX.DirectDraw
   • System.dll
   • System.Drawing.dll
   • System.Windows.Forms.dll
3. 出力の種類を「ウィンドウアプリケーション」にする。
4. クラスファイルを作成する。

この手順の中で特に重要なのが、参照の追加です。DirectDrawを利用するためには、プロジェクトごとに「Microsoft.DirectX」と「Microsoft.DirectX.DirectDraw」の参照を追加してあげる必要があります。

ここの手順の仕方がよく分からない場合は、.Netプロジェクトの設定に設定の仕方が載っています。

ここまで来たらソース書きです。

using System;

using System.Drawing;

using System.Windows.Forms;



namespace DDrawTest1

{

    public class Program

    {

        /// <summary>

        /// アプリケーションのエントリポイント

        /// </summary>

        /// <param name="argv"></param>

        public static void Main(string []argv)

        {

            Application.Run(new DDrawTest());

        }

    }



    // ウィンドウを作りたいのでフォームを継承

    public class DDrawTest:Form

    {

        //クライアント領域のサイズ

        const int clientHeight =600;

        const int clientWight =800;



        public DDrawTest():base()

        {

            //固定サイズのフォーム

            this.FormBorderStyle = FormBorderStyle.FixedSingle;

            //サイダかボタン無し

            this.MaximizeBox = false;

            //クライアント領域サイズ

            this.ClientSize = new Size(clientWight,clientHeight);



        }

    }

}

このコードの意味説明しなくても分かりますか？ 分からないとこの先ちょっとつらいです。

と言うわけで分かるという前提で進めさせてもらいます。

このコードが何をしているかというと、「固定サイズのウィンドウ」を作っています。何故にこのようなウィンドウが必要かというと、プログラムが長くなるからです。

分かる人に説明しますと、使用する「メモリのサイズ」が変わってしまうからです。もし固定サイズじゃないウィンドウを作った場合はプログラマーがメモリの再確保をいちいちやらなければならないのです。まあ、やってやれない事はないですけどサンプルでは意味ありません。

と言うわけで、次では初期化に取りかかります。